弊社の石窯施工技術の提供により、六甲バター株式会社、神戸市および財団法人神戸みのりの公社と協業で運営される神戸市立六甲山牧場内の『神戸チーズ館』にシンボル的な位置付けの石釜が完成いたしました。 この石釜を通じて地域社会や市民の皆さま、自治体、企業など多様な主体が一緒になり、『健康で、明るく、楽しい食文化の創造』つなげて行く為に石釜プロジェクトが立ち上がりました。 ●この石釜を通じて、物づくりの楽しさや石釜で焼いた食材・石釜で作る料理への興味を喚起しながら、 食への興味を高め、食の大切さを伝えていきます。 ●六甲山の自然と触れ合うことのできる石釜空間を、食育だけでなく 様々な体験・環境学習の『学びの場』として活用していきます。 ●全国の石釜ファンや石釜を活用している団体ともつながり、 石釜を通じて『健康で、明るく、楽しい食文化』の創造・拡散に努めていきます。 ●神戸で生まれた企業として、六甲山牧場を中心とした六甲山エリアの活性化にも 石釜の活用で貢献していきます。 ●石釜に興味があるかた ●石釜料理を食べてみたいかた ●自分たちの石釜を紹介したいかたetc 「QBB石釜プロジェクト」では、いろいろな活動を予定しています。 |
さわやかな秋晴れの中、神戸市立六甲山牧場で「第一回QBB石釜プロジェクトワークショップ」が開催されました。 甲南大学が参加者を募り、多数の応募の中から選ばれた小学生とそのご家族39名をはじめ、 甲南大学の学生・職員の方々が参加され、メインイベントの石釜製作を楽しみました。 大自然の中でモノづくりの喜びを満喫した"アッ!という間の1日"をお伝えします。 |
弊社の職人によって、石釜の型枠の製作が始まりました。石釜製作は何度と無く経験しているのでスムーズに型枠が出来上がっていきます。
このドームの形が完成後に、石釜の熱効率を大きく左右するので慎重に、しかし手早く組み上げていきます。 |
型枠が完成するまでに、弊社の発案で子供たちや参加者の皆さんの思いをレンガに託してメッセージを書くことになりました。
どんなメッセージを書いているんでしょうか・・・ 『石釜作りがんばるぞ!』 石窯づくりへの熱意が伝わってきます! 『おいしいピザを食べたい!!』 石釜が完成したら一緒においしいピザを食べましょうね! |
次は、参加者のみなさんがメッセージを書き込んだレンガを、ドーム部分に積み上げる作業です。 石釜づくり担当の弊社スタッフ(堀・福永)指導のもと、 (1)コテでモルタルを塗り (2)モルタルの上にレンガを載せ (3)木片をレンガの下に差し込む という作業を各自順番に行っていきます。 |
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重さ2kgのレンガや使い慣れていないコテに悪戦苦闘! 中でも、モルタルの扱いが難しかったようで、「コテからモルタルがなかなか離れず苦労しました」という声や 「顔にモルタルが付いちゃった!固まったらどうしよう…」と心配そうに顔を拭いている小学生の姿が見られました。 |
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メッセージ入りレンガでドーム部分を1周覆います。 | |||||||||
2段目突入! 1段目のレンガとレンガの間に2段目のレンガを置いていくのですが、なかなか難しい…。 2段目以降にもなると、台に上って作業をする小学生も。 |
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この作業をドームが見えなくなる天井まで続けていきます。 |
六甲バター株式会社 常務取締役 営業本部長 稲田均さま |
神戸市 産業振興局 次長 植田茂夫さま |
財団法人 神戸みのりの公社 理事長 箸尾哲司さま |
学校法人 甲南学園 甲南大学 広報部長 薬袋(みない)真人さま |
いよいよ最後の共同作業です。
石釜づくりにご参加されたみなさんに、石釜への想いやピザの感想など、思い思いのメッセージをフラッグに書いていただきました。
レンガにメッセージを書いた、第一回ワークショップがなつかしく思い出されますね。
『これからもこの石釜でおいしい料理を作ってほしいです』
『石釜が六甲山牧場のシンボルになりますように』
『子どもの頃、家族で訪れた思い出の六甲山牧場。今回は自分の子どもを連れてのプロジェクト参加となりました。楽しい思い出をありがとう!』
参加者全員のメッセージがたっぷり詰まったフラッグが完成!
「六甲山Q・B・Bチーズ館」横に設置されたこの石釜は、モノづくりの楽しさや食の大切さ、そして家族の絆を深める場として、2012年春より活用を開始する予定です
弊社のリソースを活用し、「石窯の製作」を通じて多くの人々が交流し、またその成果物である「石釜」を通して、食育だけでなく様々な体験・環境学習の「学びの場」を官民一体となって実現できたことは、社会貢献を常に意識している私にとって大変有意義なことでした。
人の手を経ないと「冷たい石」のままですが、人の手が加わり、心が通じていくことで「石は温かくなる」と言うことは、常日頃から弊社スタッフにも伝えていることですが、まさにこのプロジェクトでは、それが具現化したと実感しています。
今後も継続的に「アイエスアイサービスは世の中に何が出来るのか?」を考えながら様々な分野で活動していきたいと考えています。(ISI 前原)